【オカンのツッコミ】「AIアプリ作りました」って、それテンプレにAPIポン付けしただけやんか!

ポン付け屋

世は、AIポン付け時代!?

最近、X(旧Twitter)やnoteを見ていると、よう流れてくる。

「最新AIアプリをリリースしました!」
「非エンジニアでもAIで爆速開発!」
「これからは個人開発の時代!」
「AIエージェント搭載の新サービスです!」

ほうほう、どれどれ。
オカン、最初はちゃんと見るんやで。

でもな、キラキラしたLP、やたら今風のUI、妙にそれっぽいダッシュボード、そして「AI搭載」の文字。

そこまではええ。

問題はその先や。

よく見てみると、どうも中身が怪しい。

「あれ? これ、海外テンプレにAPIポン付けしただけちゃうん?」

オカン、そっとハリセン握りしめる。

今日は、そんな量産型ハリボテAIアプリこと、ポン付け屋について語っていくで。


テンプレ買ってAPI繋いだだけで「開発者」名乗るんか!

最近は便利な時代や。

海外には、SaaSやWebアプリを爆速で作るためのテンプレートがたくさん売られている。
認証、決済、管理画面、LP、ブログ、ダッシュボード。
最初からだいたい揃っているものもある。

もちろん、テンプレ自体が悪いわけではない。

むしろ、ちゃんと理解して使えば開発効率を上げる良い道具や。
料理で言えば、良い出汁パックや、下処理済みの食材みたいなものやな。

問題は、それを買ってきて、ちょっと色を変えて、AI APIを繋いだだけで、

「AIアプリを開発しました!」
「AIスタートアップ始めました!」
「これが次世代の自律型AIです!」

とドヤ顔するパターンや。

オカンから見ると、こうや。

「高級フレンチのフルコース作りました!」と言うから期待したら、スーパーのレトルトを皿に盛って、上からパセリを散らしただけ

いや、ええねん。
レトルトも美味しい。
テンプレも便利。

でも、それを「完全オリジナルの革新的料理です」みたいな顔で出されたら、オカンは言いたくなる。

「せめて温めたことは認めなさい。」


「AI搭載」の正体、ただのAPI呼び出し説

AIアプリという言葉も、かなり幅が広い。

本当に独自のモデルを作っているものもある。
データ設計やRAGをしっかり組んでいるものもある。
業務フローに深く入り込んで、ちゃんと価値を出しているものもある。

でも一方で、

ユーザーが入力する

裏でChatGPTやClaudeのAPIに投げる

返ってきた文章を表示する

これだけで「AI搭載」と名乗っているものもある。

もちろん、それ自体が悪いわけではない。
APIを活用するのは普通に立派な開発や。

ただし問題は、そこから先や。

  • どんなプロンプト設計なのか
  • 入力データをどう扱うのか
  • ログを保存するのか
  • 個人情報をどう守るのか
  • 料金が膨らんだ時にどう制御するのか
  • 出力ミスが起きた時に誰が責任を持つのか

このへんを考えていないと、ただのAIポン付けアプリになる。

オカン的に言えば、

「脳みそを借りてきただけで、体の設計してへんやん。」

AI APIは強力や。
でも、APIを繋いだだけでサービスが完成するわけではない。

それは、蛇口を付けたからといって、家全体の水道工事が終わったことにはならないのと同じや。


APIキーを丸見えにしてる子、ちょっと座りなさい

そして、オカンが一番怖いと思うのがセキュリティや。

AIアプリを作るうえで、APIキーは超重要な秘密情報や。
これは、AIサービスを使うための暗証番号みたいなもの。

ところが、初心者ポン付け屋の中には、このAPIキーをフロントエンド側に置いてしまうケースがある。

つまり、お客さんのブラウザから見える場所に、秘密の鍵を置いている状態や。

これはもう、玄関のドアノブに合鍵をぶら下げて、その横に

「暗証番号は1234です」

と貼り紙して外出しているようなもの。

悪い人に見つかったら、勝手にAPIを使い込まれて、月末にとんでもない請求が来る可能性もある。

オカン、ここは笑いながらも真顔になる。

「家の鍵を玄関に吊るすな。AI以前の問題や。」

フロントエンドとバックエンドの違い。
環境変数の扱い。
APIキーの保護。
レート制限。
認証。
ログ管理。

このへんを理解せずに「AIアプリ作りました」は、なかなか危ない。

キラキラしたUIより先に、まず鍵を隠しなさい。


規約ページが空欄のまま、それはもうホラーやで

さらに見てほしいのが、プライバシーポリシーや特定商取引法に基づく表記。

意外とここに、ポン付け屋の正体が出る。

たとえば、

「事業者名:ここに会社名を入力」
「住所:ここに住所を入力」
「電話番号:000-0000-0000」
「メールアドレス:example@example.com

みたいな初期テンプレのままになっていることがある。

これを見た瞬間、オカンはそっと画面を閉じる。

いや、怖すぎるやろ。

お客さんから個人情報を預かるかもしれない。
お金を受け取るかもしれない。
AIに入力された内容を処理するかもしれない。

それなのに、運営者情報が空欄。
連絡先も適当。
規約もテンプレのまま。

これはもう、サービスというより、夜逃げ準備済みの屋台や。

オカン的にはこうや。

「金取る前に、名乗りなさい。」

もちろん、個人開発でも最初から完璧な規約を作るのは難しい。
でも、最低限の責任表示や問い合わせ先すら整っていないサービスは、利用者側も慎重になった方がいい。

見た目がどれだけ今風でも、規約ページが空欄なら、それは赤信号や。


本物の開発は、もっと地味で泥臭い

本物の開発は、地味や。

華やかなスクリーンショットの裏には、だいたい泥臭い作業がある。

  • データベース設計
  • 認証設計
  • 料金設計
  • エラー処理
  • ログ管理
  • セキュリティ対策
  • バックアップ
  • 利用規約
  • 顧客対応
  • バグ修正
  • 請求管理
  • 運用監視

このへんを積み上げて、ようやくサービスになる。

AIを繋ぐこと自体は、今の時代そこまで難しくない。
でも、AIを安全に、安定して、責任を持って提供するのは別問題や。

ここをすっ飛ばして、

「テンプレ買いました」
「API繋ぎました」
「LPできました」
「AIアプリ完成です」

となると、オカンはこう言う。

「それ、家やなくてモデルルームや。」

見た目はきれい。
でも住んだら雨漏りする。
ガスも通ってない。
鍵もない。
大家の連絡先もない。

そんな家に誰が住むんや。


テンプレ利用そのものは悪ではない

ここは誤解してほしくない。

テンプレを使うこと自体は悪くない。
APIを使うことも悪くない。
AIで開発を効率化することも悪くない。

むしろ、良いテンプレを使って、開発スピードを上げるのは賢い。

大事なのは、そこから先や。

テンプレを理解しているか。
どこを自分の責任で変えたのか。
セキュリティを見ているか。
ユーザーのデータをどう扱うか考えているか。
問題が起きた時に逃げずに対応できるか。

つまり、テンプレを使うことが問題なのではない。

テンプレに乗っかっているだけなのに、自分が全部作った顔をすること。
危険な部分を理解しないまま、ユーザーに提供すること。

ここが問題なんや。

オカンはテンプレを嫌っているわけではない。
雑な責任感を嫌っているだけや。


キラキラAIアプリを見たら、ここを確認しなさい

もしSNSで「最新AIアプリ作りました!」という投稿を見つけたら、オカン式チェックをしてみてほしい。

まず、規約ページを見る。
プライバシーポリシーを見る。
運営者情報を見る。
問い合わせ先を見る。
料金ページを見る。
入力したデータがどう扱われるかを見る。

それだけで、かなり見えてくる。

画面がキラキラしていても、裏側がスカスカなら危ない。

逆に、見た目は地味でも、規約や設計や説明がきちんとしているサービスは信頼しやすい。

AI時代は、見た目だけなら誰でもそれっぽく作れる。

だからこそ、見るべきは表面だけではない。

「どこまで責任を持って作っているか」

ここや。


結論:AIポン付けでドヤる前に、鍵と責任を確認しなさい

AIアプリを作ること自体は、どんどん簡単になっている。

それは良いことや。
個人でも、小さな会社でも、アイデアを形にしやすくなった。

でも、簡単に作れるようになったからこそ、危ないものも増える。

テンプレにAPIを繋ぐだけなら、見た目はすぐ作れる。
でも、サービスとして人に使ってもらうなら、責任が発生する。

セキュリティ。
規約。
個人情報。
料金。
運用。
不具合対応。

ここを無視して「AIアプリです」と出すのは、さすがに雑すぎる。

最後に、オカンから一言。

AIをポン付けする前に、責任感をインストールしなさい。

ほな、今日はこのへんで。
オカンは今から晩ご飯の仕込みしてくるわ。

ちなみに今日の晩ご飯は、ちゃんとフルスクラッチやで。

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